2012年11月23日

理想的なエアフローのPCケースを考える。 その4


3回に渡って、理想的なエアフローを考えてきたが、それでもやはり完全とは言い難い部分がある。

エアフロー的には十分ではあっても、使い勝手を大きく損ねては意味がないのである。

PCC-AF-L001.gif

この試案として考えたPCケースには、以下のような問題点が残っている。

●5インチベイが下である。しかも2つと少ない。
●3.5インチベイの数が少ない。
●簡易水冷CPUクーラー「H100」に対応していない。

まず、5インチべイについては、下置きという大きな問題がある。
せめて、光学ドライブ用のドライブくらいは、上にあった方が使い勝手がいいはずである。
また、3.5インチべイもHDDの大容量化が進んだとはいえ、他のPCケースのように6台くらいは搭載できるようにしなければ見劣りがするだろう。
簡易水冷対応についても、このPCケースの場合、エアフローで冷却するものであるので、基本的に簡易水冷を想定していないが、それでも簡易水冷に対する要望はあるはずである。

以上の問題点を解消するため、やや寸法は大きくなるが、以下のような完全版を考えてみた。

PCC-AF-L001Pro.gif

ケース前面上部に5インチべイを1つ設け、通常のPCケースのように光学ドライブを上置きで使用できるようにした。
また、上部後方にスペースができるので、そこにラジエーターと120mmのオプションファンが増設できるようにした。ラジエーター部分は、「Corsair 500R」のようにケース上面カバーを外して設置するようにするといいだろう。
さらに、奥行きを伸ばし、前面下段に3.5インチべイを設け、底面にも2.5インチ2台分の取り外し可能なケージ付け、3.5インチ9台、2.5インチを含めて合計11台のHDDを設置できるようにした。

推定外寸は、220(W)×580(D)×580(H)で、CoolerMasterのHAF-Xに前面扉を付けたのとほぼ同じサイズとなり、かなり大型ケースとなるが、これでたいていの自作ユーザーの要望を満たすことができるだろう。

エアフローについては、吸気がAP182で700RPM、80CFMで使用すると、2枚で160CFM、ダストフィルターによる減少を20%と想定すると、130CFMと十分な吸気量となる。
排気は、140mmファン1枚で40〜50CFMとすると、80〜90CFM分の正圧となり、背面通気口、拡張スロットの空きスロット等から排気される。
また、ノイズレベルもAP182の700RPMで18dBA、しかも内部設置なので、静音面でも万全であろう。
これで、冷却性、静音性は万全であり、防塵性も前面にダストフィルターを装備すれば万全である。

これが、PC Considering Air Flowが考える理想的なエアフローのPCケースの最終形態である。

残った問題は、このPCケースを誰が制作するかであるが、私個人は、素人であるので不可能である。
どこかのPCケースメーカーで是非実現して欲しいところだが、直進ファンが前提であるので、実現できるのは、SilverStoneくらいしかないだろう。
おそらくFT05では無理だろうが、FT06又はTJシリーズで実現して欲しいものである。
posted by PC_Considering at 18:41| PCケース企画案 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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